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古書店 一馬書房

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古書店 一馬書房

2020/08/20 20:31

こんにちは、一馬書房です。今年も暑い日が続きますね。今日は複数商品のご注文と送料の再改定についてお話いたします。

ここ半年から一年の間で、複数冊の本のご注文をいただくケースが増えてきました。前回の記事でお話しましたように、複数冊を購買される方の場合、送料を負担に感じて購入に踏み出せないといったご意見を既に何度か伺っております。

なので、そのご意見を受けて、複数冊の商品を購入される方がなるべく実費で済むよう、今年の六月に送料体系の変更に踏み切った訳ですが、やはりお客様の側で配送方法を選択する、という形が分かりづらかったようで、配送方法を間違えて選択されるお客様も実際にいらっしゃいました。

配送方法に関して当店の形式では、自ずと誤りを生みやすい形になってしまっているなと、申し訳なく思っております。配送料については開店当初からずっと悩んできたことでもありました。これまでに何度も送料の改定を行って参りました。

本当は実費でいただくのが一番いいのですが、この当店サイトが利用しているECサービスの決済システムの関係上、複数商品を購入した場合の送料をきめ細かくショップ側で設定できない事情があり、また購買される本のサイズによっても、梱包サイズが変わるため、事前に厳密な送料を決めることが難しい背景がありました。

そういったことも含め判断しまして、現状のままの形式では、お客様側での配送選択の間違いが、今後相次ぐことが予想されますので、送料体系の再改定を行います。

商品を複数購買される方には申し訳ありませんが、こういった手配ミスが起こらぬよう、以前の一冊ごとの自動加算方式に戻した方がよいと感じております。

このお店は企業のように複数人でチームを組んだ運営ではありません。あくまでも、店主個人の文芸活動の一環、経済活動の延長として、古書店一馬書房の運営を行っております。

商品の仕入れから、Web店頭への出品、商品のデータ入力と撮影、一冊一冊の本へのコメント、お客様とのメールでの対応と、梱包・配送出荷まで、店主ひとりで行っています。特別な販路や、仕入れのルートもなく、トランクルームを借りて置くほどの在庫も資金もございません。

一品一品に時間を掛け、数少ない商品を手作業で取り扱っております。その上で、お出ししている商品を配送料の手違いで、(本来の利益を含む)送料を受け取れない運営が続きますと、店は早晩立ち行かなくなります。

一馬書房は沢山の本を置けるお店ではございません。店主は本業の合間を縫って作業しておりますので、店頭に出せる商品や、対応できることの数には限りがございます。

そのひとにとって必要な一冊の本を、丁寧にお届けすることが、一馬書房にとっての運営目的です。複数冊の商品をご購入いただけることは、店に取りまして大変にありがたいことです。しかし、大量の在庫を抱え、多くの本を売りさばくことを目的としている訳ではございませんので、送料をきちんといただける元の形式に戻したいと考えています。

ご訪問くださる皆様におかれましては、送料の件でご迷惑をお掛けしており、誠に申し訳ありません。現在、頂いている受注分の配送が終わり次第、配送体系を変更いたします。

ブログにて再度掲示いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。

尚、改定後の送料は、一冊ごとに250円の加算方式(元の形式)を予定しています。

正式に決まりましたら、ご報告いたします。

店主


(上記写真:店主自室の新しい在庫専用棚です。部屋の模様替えをして、祖母の使っていたこの本棚を譲り受けました。これからちょっとずつ並べていきます)