2017/12/24 09:55

おはようございます、一馬書房です。一週間ぶりですね。東京から帰ってきたら、世間はすっかりクリスマス・ムードです。帰省ラッシュに巻き込まれる前に戻ってきました。昨日から営業を再開しております。今日は東京のレポートを。

東京には18日から22日まで滞在しました。五日間の長い旅行でしたが、この機会を逃すともう当分は行けそうになかったので、お休みを頂いて行って参りました。五日間の内、三日間は神保町界隈をうろついていました笑 大学時代は東京の端っこの方に居たのですけれど、当時は神保町は遠く、お金もあまりない学生の身分の私は、大学近辺の街の中で日常を送っていたので、神保町にはあまり縁がありませんでした。また小説や本に対する姿勢もいまとは違い、興味が違うところにあったので、街に対する印象がそもそも違っていたのかもしれません。でも、今回は違いました。

東京へは一年半振りくらいに行ったので、新宿駅構内で少し迷子になりました汗。小説の中で、新宿駅で迷う描写を書いたことがあるのですが、同じことをやっているなと笑 新宿から新線新宿駅へ移動して、ようやく神保町へ。駅構内の看板に『神保町』とゴシック文字で書かれてあるのを見ると、思わず感慨深くなっていました。ああ、本の街へ着いたんだ、と心の中で呟いていました。出口を抜けると洒落た格好をした東京の若者やスーツ姿の大人達とすれ違い、私は路端に立って、ガイドマップを開いて、首を振りながらここはどこだろうとぐるぐる首を振って辺りを見渡していました。お上りさん状態でしたが、ちょっと歩くとすぐにここが靖国通りであることが分かりました。通り一面に、古本屋、古本屋、古本屋。ほんとうに十歩歩く毎に、古本屋が一軒あるのです。軒並み、書店だらけのこの街に私はすっかり心を奪われていました。

初めて入った神田の古書店は一誠堂書店さん。明治時代に創業の老舗古書店は建物にも風格があり、思わず息を呑んでしまうほどでした。その佇まいに思わず圧倒されながらも、えいやと扉を開けて、中に入りました。ずらりと整列された棚には本が隙間なく埋められ、奥の方には古典籍の名前も分からぬ本が堂々と陳列されています。本は買わなかったのですが、ここが神田の古書店そのものなのだと感じられたことだけでも入って良かったなあと思います。『荒野の古本屋』という古本屋をはじめるにあたって読んだ本があるのですけれども、著者の森岡督行さんが古本屋として修行を積まれたと仰っていたお店がここで、こんな立派なお店で働くのはどんな苦労があったのだろうかと通路を歩きながら思いました。苦労にも増して、文字通り本に囲まれた世界で生きるということは。

<つづく>

長くなりそうなのでレポは小分けにして、番号を振って書こうと思います。この続きはまた次回。連絡になりますが、古書店一馬書房は27日まで通常営業しております。クリスマスもご注文承っておりますので、ご自身へのプレゼントとして好きな本を買ってみるのはいかがでしょうか。ちょっとずつ新商品を増やしていくのでお楽しみに。尚、28日から1月3日まで、管理会社でありますBASE株式会社様が冬期休業期間となり、日本郵便は年賀状シーズンで発送に影響が出ると思われるので、この期間は冬期休業とさせて頂いております。予めご了承くださいませ。

店主

お知らせ:店主個人のお話で恐縮ですが、現在Amazonのkindleストアにて小説を電子出版しております。『武内一馬』名義にて、作品を発表しておりまして、本日12月24日17時より、12月26日16時59分まで、作品を無料でダウンロードすることが出来ます。ご興味のある方は、店主からのささやかなクリスマス・プレゼントとして受け取って頂ければ幸いです。タイトルは新作が『時計の針を止めろ』、旧作が『私はあなたを探し続ける』で、検索すると作品頁に辿り着きます。電子書籍はkindle専用端末だけでなく、スマートフォンのアプリからでもダウンロードできますので、この機会に是非一度お試しください。以上、店主よりの告知でした。