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古書店 一馬書房

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古書店 一馬書房

2017/12/04 17:11

十二月となりました。また一段と寒くなって参りましたね。本日はお休みを頂いているので、暖かい紅茶を机の側に置きながら、このブログを書いています。

一馬書房の営業が開始してから二ヶ月を迎えました。先週から、一日一冊の新商品をアップする作業を進めています。当店の商品頁には、本のひとつひとつにコメントを付けておりますので、このくらいのペースがいまのところは良いなと感じております。以前に勤めていた職場のある方が、かつてネット古書店を運営されており、一日一冊でも商品をアップすれば無理なく続けられる、という助言をずっと前に頂いていたことを思い出して、実行しています。ちょっとずつですが品揃えが入れ替わったりしているので、是非お時間あります時に、当店サイトに遊びに来て下さい。コメントを読んで頂くだけでも大歓迎なので。

先月はスタンダードブックストアあべの(大阪・天王寺)で行われた大古本市にお邪魔してきました。今回も、寸心堂さんのところへ友人と行って参りました。寸心堂書店様には無理を言ってお願いし(本当にすみませんでした汗)、会場の外にある喫茶店でお話をさせて頂きました。古本や小説の話をしたり、個人的なご相談にも乗って頂いて、色々な意味でご迷惑を掛けてしまったように思うので、この場を借りてお詫び申し上げます。次回は菓子折持参で伺いますのでm(_ _)m

当日の会場ではフィルムアート社さんの営業の方が来られていて、前日にはトークイベントなどもやられていたようですが、その際に取り上げられていた本が売っていましたので買っちゃいました。実はこの出版社さんの別の本(多分、同じシリーズかな)を所持していて、会場に同じく持っていた本も並んでいたので、これは何かのご縁だと思ってレジに向かいました。『文学効能事典 あなたの悩みに効く小説』(エラ・バーサド、スーザン・エルダキン著)というタイトルで、目次に色々悩みの目録がずらりと並んでいて、それに効く処方箋の小説が載っているというものです。

例えば、前回の大古本市で、私の勝手な判断で寸心堂書店様を連れ出してしまったことを悔いていたので、『自己中心的なとき』の項を引くと、『カッコーの巣の上で(ケン・キージー著)』の小説がお勧めとして載っていて、この話は精神病棟の中に紛れ込んだ男が、病棟の患者と触れあいながら病棟そのものを変えていくという本なのですが、主人公がその点に見返りを求めなかったことを引き合いに出して、随分説得力がありました。所有してますが未読だったので読みたくなりました。他の項もかなりあるのですが、ぱらぱらとめくった感じではありますが、これだけの分量(421頁)がありながら、どの頁も手を抜いているようなところが全くなく、これは是非蔵書として置いておきたい一冊でした。悩んだ際の文学手引き書として使わせて頂いております。

今後の一馬書房の予定なのですが、12月14日~12月17日の間に大阪古書ブックフェア関連のことがありまして、14日と中日にお休みを頂くことになると思います。18以降も、東京行きの私用があってちょっと長いお休みを頂くかもですが、クリスマスまでには帰って参りますので。また後ほどこのブログで告知致します。

気温の寒暖差が激しくなって参りましたので、暖かくして(この時期は紅茶がおすすめです)、体調を崩さないようにお気をつけください。記事を書くのに夢中で紅茶冷めちゃいました笑

では、また今週も宜しくお願いします。

店主


(上記写真:スタンダードブックストアあべの『大古本市』イベント当日会場で購入したフィルムアート社さんの『文学効能事典』)