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古書店 一馬書房

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古書店 一馬書房

2017/11/23 10:27

一馬書房です、ここ最近更新が停止しておりましたが、再開致します。
(※理由は店主の執筆活動の為です汗 スミマセン)

さて、先週の日曜日(19日)、大阪古書会館で行われているたにまち月いち古書即売会にお客さんとして足を運んで参りました。今回は一馬書房として仕入れを行った、という訳ではなく、あくまでも店主個人の趣味嗜好の為に訪れました笑 

会場に着くと早速、寸心堂書店さんのお顔がお見えになりました。実は前日に前もってTwitterでご連絡をさせて頂き、是非お昼をご一緒させていただきたい、とお願いをしておりました。快諾してくださったので、お昼頃に古書会館へと足を運びました。簡単にご挨拶をしてから、早速、会場の棚へ。ぐるりと廻っていると、やっぱり眼に留まるのは寸心堂さんの棚でした。今回も海外文学が厚く並べられており、300円均一の棚にヴォネガットの白水社新書判のもの(サリンジャーのライ麦を出しているところで、この白水社の判はサイズや文字が好きなので気になりました。ちなみに白水社のライ麦は当店在庫ございます)があったりしましたが、悩んで結局買わず笑 寸心堂さんから購入したのは、カーヴァーの短編集(前に古本屋で見つけて買えなかった)、フローベールの『ボヴァリー夫人』(未読の為、購入。確か寸心堂さんが好きだと言っていたような……)、それから面白い枠で「悪魔の辞典」というものを買いました。この「悪魔の辞典」をちょっとぱらぱら開いてみると、これが結構面白かったりします。

例えば、今日は「勤労感謝の日」なので、「過労」の項を参照してみます。

・過労(overwork)  身分の高い役人が、魚釣りに行きたいと思う時にかかり易い危険な病気。

……お後がよろしいようで。万事がこんな感じで書かれているので、面白い枠としてかなり優秀な本でした。因みに岩波(ビアス著 西川正身編訳)から出ています、何故なんだ笑

お昼は寸心堂さんが行きつけのお店に連れて行ってくださり、谷町のpollo,<ポッロ>さんというお店でカレーライスを食べました。(注・パンケーキのお店です笑) 美味しかったです。寸心堂さんはこのお店の常連ということで、店主の方と仲良くお話をされていました。それから季節毎に入れ替わるパンケーキを幸福そうに頬張っておられました。お店では、主に古本屋のことや、ちょっとした創作のお話をして、とても楽しく時間は過ぎました。店を出た後に古書会館に戻り、もう一度ゆっくり棚を見させて頂きました。厚生書店という書店様が講談社文芸文庫をずらりと並べてあって圧巻の品揃えでした。中原中也関係の本を三冊購入させて頂き、大満足の一日でした。帰り際、電車に揺られながら、次はもう少し創作や文学について寸心堂書店さんや他の方ともお話できるようになれたらいいなと思いました。今後の自分の身の振り方や、一馬書房の活動について、もっと考えるきっかけとなる一日でした。

寸心堂書店様ですが、明後日25日(土)、26日(日)とスタンダードブックストアあべのブラスのイベント「大古本屋市」にご出店されるそうです。天王寺駅周辺にありますので、関西圏で興味のある方は是非、足を運ばれてみてはいかがでしょう。店主も行くか思案中。

以上、たにまち月一古書即売会のレポートでした。

店主