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古書店 一馬書房

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古書店 一馬書房

2017/11/02 19:22

こんばんは、過ごしやすい秋の季節がようやくやってきましたね。店主は暑がりなので、少し寒くて上着が必要なくらいの温度が好きだったりします笑 今日は紺のジャケットで出かけました。

では、本題。本日はPC版トップページのinformation欄に外出中の旨を記しておきましたが、大阪・文の里にあるみつばち古書部という場所に行って参りました。みつばち古書部は、商店街の一角に様々な古書店が代わりばんこにお店の番を務めるのがコンセプトとなっているようです。今回は、いつもお世話になっている『寸心堂書店』様の営業中にお邪魔してきました。『一馬書房』がはじまってから最初に関わってくださった書店さんです。お店に入って、いつも気さくに、そして親切にしてくださる寸心堂さんのところで、今日は本を読んだり、店主さんとお話させていただくことが出来ました。古本の営業で悩んでいることをいくらか話したり、ボルヘスの欲しかった本を見つけたり、プレゼント企画で世界の文学(雑誌)オーウェル(1984年)の版をいただいたりしました。実は前回も訪れた時に、ヴァレリーの本をくださり本当に頭が上がらないのですが汗 

でも、そのお店にいる時に本を読んだりして不思議と気持ちが落ち着くようなことがあったり、お話しながらあれやこれやと私が訊いてしまうのを丁寧にひとつひとつ答えてくださって、有り難かったし、とても楽しくもありました。いつの日か、自分も寸心堂書店さんがされておられるように、面と向かってお客さんに本を手渡せるようになれたらいいなあと常々思います。遠い遠い先の話のようにも思われますが、それでも気持ちは懐に忍ばせておこうと思います。叶うか叶わないかは別として、そういう夢のストックはいくら持っていてもいいもののように思います。

今日のお話はこのくらいで。大阪近辺に在住の方で、古本市に行かれる方は是非『寸心堂書店』様の棚をご覧になられると良いと思います。私も何度か古本市に足を運んでおりますが、一番惹かれる棚はいつも寸心堂さんでした。

本題はここまで。今日はマックス・ウェーバーの主著『プロテスタンティズムの倫理と精神』を入荷しました。社会学を学んでいる方ならぴんと来る名前だと思います。線引き・書き込みありますが、外観は良く比較的綺麗な状態なのでもし宜しければ覗いてみてください。学生の頃に一度、読みましたが少々難解で、普段はうたた寝する教授の解説にしっかり耳を傾けようとしたことを憶えています。でも殆ど、記憶から消え去っていたことを鑑みるとおそらくは寝ていたのでしょう笑 それでもタイトルと名前だけはしっかりと把握していたので、人間の記憶はどこでどう繋がるか分からないものですね。

店主

(下記写真:プレゼント企画で頂いた世界の文学の雑誌。オーウェルが好きというか、正にこの小説通りの世界が近付いているのではないかと思うので、色々迷った挙げ句にこちらに)