『夢・アフォリズム・詩』フランツ・カフカ著 吉田仙太郎編訳 文庫(新書サイズ)
『夢・アフォリズム・詩』フランツ・カフカ著 吉田仙太郎編訳 文庫(新書サイズ) 平凡社 1996刊 初版 帯付き 382頁 状態:B+(良品 古本として良好なコンディション。小口に僅かなスレはありますが、保存状態はよく、カバー、中身も綺麗です。)
<梗概>
「鳥籠が、鳥を探しにでかけていった」張りつめた緊張と独特の論理にみちた、カフカの生の言葉は、読む者の日常すらも脅かす。夢の記録、箴言、詩を、日記、手紙、ノート等から精選し、小説ではない、もう一つのカフカを、一冊に。
<著者>
フランツ・カフカ Franz kafka(1883-1924)
プラハのドイツ語系ユダヤ人作家。労働災害保険局に公務員として勤めながら作品を書いた。生前に発表されたものとして、『観察』『田舎医者』『断食芸人』、『変身』『流刑地にて』などがある。死後、友人であるマックス・ブロートの手によって、未完の長編『アメリカ(失踪者)』『審判』『城』をはじめ、日記、ノート、書簡を含む遺稿が刊行され、第二次大戦後には世界的なカフカ・ブームが生じた。
<店主ひとこと>
作品の外でも、作家はやはり作家であり、カフカはカフカであるのだと思います。特にアフォリズム(箴言)は一読の価値ありです。もっとカフカを知りたい方に、この一冊を薦めます。平凡社の装丁も味があっていいですね。