『山師トマ』ジャン・コクトー著 (文庫本)
『山師トマ』ジャン・コクトー著 河盛好蔵訳 文庫本 角川文庫 134頁 1955刊 重版 定価360円 状態:B(並 古本として良好)
<帯文・引用>
すべてを欺きつづけることによってしか現実と向き合えない少年トマ。偽りの彼方の真実を描くポエジー・ド・ロマン。
<梗概>
嘘をつくことによって大人の世界に入り込んだ少年トマ。16歳の無邪気な「山師」は全てを欺くことで本能的に身を守っていた。架空の世界で生きていた彼は、戦場で自らの死という現実に直面したとき、自分自身の死さえも欺いてしまう……。コクトーのポエジー・ド・ロマン(小説の詩)。
<著者>
ジャン・コクトー(Jean Cocteau)
フランスの詩人、作家。少年時代から詩の才能を認められ、前衛の先端を行く芸術家たちと親交を結んだ。詩、小説、批評、デッサン、演劇、映画などあらゆるジャンルの最先端を駆け抜けた天性のマルチ・タレント。