『歯車 他二篇』芥川竜之介著 (文庫本)

¥ 200

『歯車 他二篇』芥川竜之介著 文庫本 岩波文庫 1979年改版 重版 112頁 定価300円(+税) 状態:B+(古本として良好)

<梗概・引用>
芥川龍之介(1892-1927)最晩年の代表作三篇。『玄鶴山房』の暗澹たる世界は作者の見た人生というものの最も偽りのない姿であり、『歯車』には自ら死を決意した人の死を待つ日々の心情が端的に反映されている。『或阿呆の一生』は芥川という一人の人間が自らの一生にくだした総決算といってよい。(解説=中村真一郎)

<店主ひとこと>
芥川龍之介が遺した、彼の精神的闘争の路筋が、この三篇の短編小説の中に現れています。表題作『歯車』は、レイン・コートにはじまり、Black and Whiteという言葉、ホテルを這い回る鼠……。『僕』の人生の一場面の中で立ち現れてくる全ての物事が、自らと関係している意味あることではなかろうか、と疑い続ける男の鬼気迫る苦しみを、文章によって示しています。作中の彼の目の前に現れる歯車は、彼自身の破滅を約した徴のように、著者自身に見えていたものかもしれません。続く『或阿呆の一生』は、芥川龍之介と云う大正時代の大文豪が、自身の背負わざるを得なかった狂気の運命に、最期まで抗い続けた人生の儚さを、まるで後の世を生きる人間の為に、書き遺してくれていたように思います。誰も襟を正さずには、この文章を読むことは出来ません。この小説は、芥川龍之介の文学の終着地であり、後に続いていく小説家たちの出発点でもあります。

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