遠い山なみの光 カズオ・イシグロ著 小野寺健訳

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『遠い山なみの光』カズオ・イシグロ著 小野寺健訳 文庫本 早川書房 2001刊 重版 275頁 定価756円(税込み) 状態:AA(美本)

 <梗概・引用>
 故国を去り英国に住む悦子は、娘の自殺に直面し、喪失感の中で自らの来し方に想いを馳せる。戦後まもない長崎で、悦子はある母娘に出会った。あてにならぬ男に未来を託そうとする母親と不気味な幻影に怯える娘は、悦子の不安をかきたてた。だが、あの頃は誰もが傷つき、何とか立ち上がろうと懸命だったのだ。淡く微かな光を求めて生きる人々の姿を端正に描くデビュー長編。王立文学協会賞受賞作。『女たちの遠い夏』改題。

 <店主ひとこと>
 2017年度ノーベル賞受賞作家、カズオ・イシグロのデビュー作。戦争の時代を生き、英国と長崎の間で揺れ動いた過去を語る悦子。彼女が出会ったのは謎めいた会話を繰り返す母と娘。彼女たちの謎かけのような言葉に、自然と物語の中へと引き込まれていきます。カズオ・イシグロ氏は長崎生まれの英国作家ですが、まるで当時の長崎の景色が、異国的な情緒を持って浮かび上がるかのよう。一本の旧いフィルムを見ているかのように。1950年代の小津安二郎の映画に影響を受けたとインタビューで語られています。初期の二作品(本作と『浮世の画家』)は著者自身の想像によって造りあげたものであるとも。しかし、何処かに英国と日本の間を生きた作家ならではのふたつの眼差しが残っていて、それが不思議な情感や独特の香りを持って、物語の舞台が描かれています。

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  • 書くことについて スティーヴン・キング著 (文庫本)

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