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古書店 一馬書房

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万延元年のフットボール 大江健三郎著 (文庫本)

¥920

「万延元年のフットボール」大江健三郎著 文庫本 講談社文芸文庫 1988 重版 492頁 状態:B+(良好 僅かなシミあり)

<梗概・引用>
 友人の死に導かれ夜明けの穴にうずくまる僕。地獄を所有し、安保闘争で傷ついた鷹四。障害児を出産した菜採子。苦渋に満ちていた登場人物たちが、四国の谷間の村をさして軽快に出発した。万延元年の村の一揆をなぞるように、神話の森に暴動が起る。幕末から現代につなぐ民衆の心をみごとに形象化し、戦後世代の切実な体験と希求を結実させた画期的長編。谷崎賞受賞。

<店主・コメント>
 大江健三郎のこの著作は、私たちは生きている内に「ほんとうの事」を理解することがあるだろうか、ということを問いかける。何もない暗闇の穴の中でうずくまる「僕」は、その底で聴く静寂の中で、死へと繋がる道を見つめている。この物語に登場する主要な人物達は、皆その境界線の淵に立っていて、片眼を喪った「僕」は迷いながらもその道の先にあるものを正視しようとする。境界線を踏み越えるものもあれば、踏みとどまるものもいる。踏み越えたものが理解していたことを、踏みとどまった人間が理解することがあるのかと彼は問い続ける。

 作中の12章に掲げられたサルトルの言葉を引用しておきます。

 "絶望のうちにあって死ぬ。諸君はいまでも、この言葉の意味を理解することができるであろうか。それは決してたんに死ぬことではない。それは生まれでたことを後悔しつつ恥辱と憎悪と恐怖のうちに死ぬことである、というべきではなかろうか。"(J・P・サルトル 松浪信三郎訳)

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