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ある流刑地の話 フランツ・カフカ著 (文庫本)

「ある流刑地の話」フランツ・カフカ著 本野亨一訳 文庫本 角川文庫 1963 重版 321頁 状態:B(並 カバー裏面に僅かな破れ 本文良好)

 <著者略歴>
 フランツ・カフカ(Franz Kafka 1883-1924)
 1883年、プラハにユダヤ人の息子として生まれる。カフカはチェコ語で「カラス」の意。生涯を一役人として暮らしたこの非凡な作家は、一部発表された短編をのぞき、すべての作品を未発表のまま捨て去るように友人に言い残した。1924年、名声というものにはまったく縁のないまま死亡。その迷宮的作品世界はいまなお謎を投げかけている。

 <梗概・引用>
 荒涼たる砂漠に組み立てられた死刑執行台。無数の歯車と針のついたこの装置でまもなく一人の男が処刑される。旅人はこの完璧な機械の説明をうけるのだが……。表題作ほか「二つの対話」「観察」「判決」「村の医者」「断食芸人」「ある犬の探求」を収録。ちょっと不気味な傑作短編集。

 <店主・コメント>
 梗概には「ちょっと」不気味と書かれてありますが、とんでもありません。「かなり」不気味な話です。カフカの話は読んでいると、不可解な点が多く、登場人物の意識や語り口の描写が奇妙であることが多いのですが、読み進めたある地点で、突然スパッと刀で斬り込むかのように現実を抉り出すような一文が入るので、油断して読んでいると読んでいる側が眼を覚まされます。カフカに斬られたいひとは読んでください。冒頭の「二つの対話」は謎めいていておすすめの話です。

※カバーに破れと記載しておりますが、バーコード部分が削れているだけなので、本文に問題はなく、古本として状態は良好です。

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