創作の極意と掟 筒井康隆著 (単行本)
「創作の極意と掟」 筒井康隆著 講談社(2014) 単行本 重版 315頁 状態:AA(ほぼ新品 帯付き)
<帯裏文・引用>
これは作家としての遺言である――。『文学部唯野教授』実践編
手を伸ばして届くところに、この本を置いておこうと思っています。守り本尊って感じで。(町田康)
<店主・コメント>
作家が小説作法を伝えるという形式の本は多く存在しますが、これほど名の知られた大御所作家が、小説そのものの技巧等について語るのは殆ど例がありません。内容は、小説を彼自身の手法と独特の観点で、分解し、それを読者に分かりやすく示しています。文を追っていけば、筒井康隆流の小説の作り方、味わい方を知ることが出来るでしょう。引用も豊富で、個人的には小説そのものをリバース・エンジニアリングするように、そしてその部品が、いかに精巧なものであるかを読者の前で教えてくれる本だと思います。云ってみれば、小説という手品の種明かしです。小説を書く方は是非、手に取られてみては。