そこのみにて光輝く 佐藤泰志著 (文庫本)
「そこのみにて光輝く」佐藤泰志著 河出文庫 246頁 文庫本 重版
状態:B(並。最終の広告頁に僅かな傷有り。その他良好。読む分には全く問題ありません)
<店主・紹介文>
計五回に渡り芥川賞の選考に挙がった幻の芥川賞候補作家、佐藤泰志。この作品は第二回、三島由紀夫賞候補となった作品であり、佐藤が遺した唯一の長編小説にして代表作。海辺のバラックで出会った二人の男女が背負った、人間の欲望と社会の暗部を描く、アウトサイダー達の作品。泥沼のような問題の渦に巻き込まれているからこそ、澄んだ海辺に立つふたりは美しく、純粋に輝いている。