『すべてがFになる』森博嗣著(文庫本)
講談社 2017(重版) 522頁 状態:A(美本。古本として非常に良いコンディション。本文・小口・天地、確認するかぎり問題は見受けられません。帯付き)
<梗概>
孤島での殺人。すべてはここから始まった。伝説的デビュー作にして第一回メフィスト賞受賞作。ミステリの歴史を変えた記念碑的作品。
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。
<店主ひとこと>
国内の現代ミステリといえば、必ず名前が挙がる森博嗣氏、会心のデビュー作である『すべてがFになる』は、アニメ化などメディアミックスされて更に話題となりました。理系ミステリという言葉が生まれたのも森博嗣さんからではないでしょうか。トリックの美しさもさることながら、登場人物たちがやっぱり魅力なんですね。ちょっぴり渋めで大人の魅力がある助教授の犀川をはじめ、お嬢さま学生で犀川の推理を助ける西之園、そして今回の事件のキーとなる謎の天才少女博士、真賀田四季。国内の現代ミステリはここから入っておけば間違いなしの面白さです。