『幸せになる勇気 自己啓発の源流 アドラーの教えII』岸見一郎・古賀史健著 (単行本)
2016刊 初版 帯付き 293頁 状態:A A(美麗本。小口・天地・カバー・本文、確認する限りすべて問題ありません。非常に良いコンディションのお品ものです)
<梗概>
人生を再選択せよ。アドラー心理学が再び人生を変える。
哲人:あなたは最初の一歩を踏み出しました。大きな一歩を踏み出しました。しかし、勇気をくじかれ、歩みを止めたばかりか、いま引き返そうとされている。なぜだかお分かりですか?
青年:わたしには忍耐力がないとおっしゃるのですね。
哲人:いいえ。あなたはまだ、「人生における最大の選択」をしていない。それだけです。
哲人:人生における、最大の選択!? なにを選べと?
哲人:先ほども申し上げました。「愛」です。
青年:ええい、そんな言葉でわかるか! 抽象に逃げないでください!
<カバー文章より抜粋>
<店主ひとこと>
ベストセラーとなった『嫌われる勇気』続編です。梗概にもあるように、少々クセのある会話劇ですが、青年がアドラー心理学の疑問点やモラトリアムの悩みによって斬り込んでは、哲人が返す刀で受けるという、愛のある対話篇となっております。一巻を補完する内容となっておりますので、前作でアドラー心理学がハマった方はどうぞ。僕は『青年』の愚直な悩みも、オーバーリアクションも、嫌いじゃないですけどね。アドラーの思想の方も全てをまるっと呑み込む感じではなく、こういう見方もあるんだと読み手にとって美味しいところだけ頂戴するのが、ちょうどいい具合ではないでしょうか。