『夜と霧 新版』ヴィクトール・E・フランクル著 池田香代子訳 (単行本)
『夜と霧 新版』ヴィクトール・E・フランクル著 池田香代子訳 単行本 みすず書房 2002刊 重版 169頁 定価1500円 状態:A(美品 古本として非常に良い 帯付き)
<帯文>
心理学者、強制収容所を体験する――飾りのないこの原題から、永遠のロングセラーは生まれた。<人間とは何か>を描いた静かな書を、新訳・新編集でおくる。
<梗概>
<わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ>
「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在に至っている。原著の初版は1956年、その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。20世紀を代表する作品を、ここに新たにお送りする。