『萩原朔太郎　新潮日本文学アルバム（15）』新潮社版　単行本　1984刊　初版（帯付き）　111頁　定価980円　状態：B＋（良品　古本として良好　帯にスレあり　本文は比較的綺麗な状態となっております）　

　＜梗概＞
　病的なまでに鋭い官能と孤独な魂の遍歴を、妖しく美しい韻律と独特の表現でうたった萩原朔太郎――『月に吠える』『青猫』など多くの作品に"寂しい慰め"を求めて彷徨し続けた詩人の叙情的感情世界を辿る。編集協力＝日本近代文学館

　＜店主ひとこと＞
　『詩はただ病める魂の所有者と孤独者との寂しい慰めである』と言い切った萩原朔太郎。そのルーツを写真とともに辿ります。盟友・室生犀星とともに大正時代を駆け抜けていった孤独な詩人の立ち姿には、何処かうら寂しさを感じます。直筆原稿に、初版本、中には愛用のマンドリンまで収録。頁数が111なのは偶然でしょうか笑

（萩原朔太郎は、明治19年11月１日生まれ。朔は『一』を表します。「長男で朔日生まれの太郎であるから、朔太郎と命名された」）朔太郎ファンの方に、是非おすすめする一冊です。